第16講
<テキスト
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第16講では、運賃率の種類のうち、品目分類運賃(Class
Rates)について学びました。
Class Rates は、ほんの一部の品目でしか適用されない特殊な運賃率です。
個々の路線の Tariff Rate Table
に掲載されているわけでもありませんから、適用される品目なのかどうか、適用運賃はいくらになるのか自分で調べ、計算しなくてはなりません。
おまけに、GCRをベースにした%で、Round Offも必要となりますから、かなり面倒であるといえるでしょう。
□第16講は、IATAからのTEXTBOOKでは下の部分に該当します。
「Module10 AIR CARGO RATES AND CHARGES」Section10
しかし、このオンライン講座の内容で十分にカバーしており、特段、TEXTBOOKを見なくとも大丈夫です。
この講については、1点訂正があります。
これまでは出題されなかったので無視しても構わなかったものが、前回試験に出題されたので気をつける必要が出てきたものです。
オンライン講座内の「参考資料と補足・訂正情報」の項に補足説明として記載していますので、必ずチェックしておいて下さい。
具体的な内容としては、1つは、TACT RULES 3.7. CLASS RATES の 1.GENERAL 3.Within Europe
とあるパートです。
ここで、特定商品の運送について、Exception の表が記載されています。
例外と、そのさらに例外として、%が変わる場合が示されるようになってきたので注意して下さい。
一方、3.7.7の印刷物等、3.7.8の別送品、3.7.9の遺体にある「Not applicable between countries in
the ECAA」という規定については、これまで出題されたことはありません。
ただ、これは「ECAA圏内の運送については、適用しない(つまり、Class
Ratesを使えない)」というだけのことなので、そんなに難しくはないでししょう。
ECAAがどこになるのかは、TACT 1.2.2 Definition of Areasにありますが、西欧・北欧諸国です。
補足としておきます。
<確認テスト>
品目分類運賃率(Class Rates)についての問題でした。
Class Rates で気をつけたいのは、計算基準となる GCR のレート種類と%であることは言うまでもありません。
N.Rate と Applicable GCR を取り違えてしまいそうになるので注意しましょう。
Page 4 Question 3は、まさにそれを回答させる問題です。
ディプロマ試験では、選択問題になりますが、このような問題が出題されます。
Class Ratesの特徴でもあり、難しい点は、Exception の多さです。
一般的な Exception はもちろんのこと、Class Rates よりも Applicable GCR
が適用される場合は、ディプロマ試験では引っかけ問題として時折出題されるものですので、十分に注意しましょう。
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